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マッキントッシュC20レストア修理 (2020.8.8掲載)
C22と並ぶマッキントッシュの名真空管プリアンプのレストア修理の御依頼です。御依頼内容は「今後長期に渡ってマッキントッシュサウンドを安心して楽しめるコンディションへ」と言うもの。先ずはほぼ当時の状態の電源部のリフレッシュから、勿論使用するパーツは米国製の部品を使う事は言うまでも有りません。この部分もそうですが、性能だけ元に戻せば良いと言う物では有りません。オリジナルのマッキントッシュサウンドからズレない音が出るパーツを使わなくては、見た目だけ同じの素人アンプ同然となってしまいます。電源部をリフレッシュした後は信号系です。元々修理の手が入っていて、4カ所のコンデンサー(ブラックビューティー)が社外の不明メーカー製になっていたので、その部分をブラックビューティーに置き換え、全体の動作チェックを行って初期性能への復帰を確認、バラバラのメーカーが入っていた真空管も左右で揃えて、これで完全なコンディションを取り戻しました。素人アンプで有れば、取り敢えず音が出ればそれでOKでしょうが、歴史有るメーカー製真空管アンプで在れば、きちんとメーカーの音を感じられるオリジナル状態への復帰を考慮したレストアを施さなければなりませんね。

価格はコンディション他レストア範囲のご相談によります。