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ガラード401修理&オーバーホール (2021.11.19掲載)
ガラード401のモーターが回転しない、と言う事で修理とオーバーホールの御依頼を受けました。モーターが回転しない原因は、スピードコントロール用のフライホイールが、センターブッシュとアルミ回転板が外れているためで、この様な事例は初めての事で、余りの予想外な状態で「こんな事有るの?!」と、何はともあれ分解して修理の手順を考える事からのスタートとなりました。結局はブッシュアルミ回転板をエポキシを充填して再度カシメて復帰となった訳ですが、ブッシュのセンターはモーター軸と極めて極僅かのクリアランスでネジ止めされるため、カシメる時に内径に変化を与えるとモーター軸に通す事が出来なくなるため、治具を製作して細心の注意を払って打ち込む必要が有りました。後は、モーターのオーバーホールと回転数切り替えが不動で有ったための修理を済ませて、回転調整マグネットの調整を済ませて、100V電源入力で回転調整レバーが中心前後で使用出来る様に数日の長時間連続試運転で微調整を繰り返し、安定動作を確認して全ての整備が終了となりました。

ガラードやトーレンスのオーバーホール&修理は、内容とコンディションにより価格が違いますので、ご相談下さい。