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希少!‘50年代終わり頃(?)エレボイマーキス(ペア)米松箱アルニコSP12+T35搭載 (2007.12.1掲載)
非常に珍しいエレボイのマーキスバックロードシステムです。バックロードとは言っても非常に小さなロードですので、バスレフの変形とも考えられます。使用板材は非常に重く硬い米松を使っていますが、アリストクラットよりもよりガッシリとしたつくりの様に感じます。使われているユニットは、非常に珍しいSP12のアルニコモデルです。このユニットを使っていてステレオペアで揃うシステムは非常に珍しく、滅多に遭遇しません。音質はアルニコモデルの方が明快で濁りが無く、音離れも軽く音像や質感もより透明感が有ります。しかし、通常のフェライトモデルと極端に違う訳では無く、フェライトモデルにはフェライトモデルならではの良さが有るのは、エレボイの確固たるサウンドポリシーの賜物です。50年近く以前の製品では有りますが、箱にはそれなりの年代を経たヤレ(目立たない小傷やスレ等)は当然ながら見受けられますが、写真の様に非常にコンディションの良い状態です。ユニットに至っては全く問題無く未だに非常に良いエレボイサウンドを聴かせてくれます。SP12ユニットは取り外して検査をしていますが、どちらも同ロット(202)で見た目も音も違いを感じられません。T35も同じく全く問題の無い状態で、しなやかで伸びの有る高域を聴かせてくれます。サイズは高さ75cm幅48.5cm奥行き39cmです。この年代のエレボイスピーカーシステムを同じ状態でステレオで揃える事は非常に難しい事で、このシステムの様に元々ステレオで使われていた物は非常に稀な事と言えます。

価格¥360.000(ペア)