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改造依頼品アンプ6F6から6L6PPへ (2016.3.4掲載)
オークションでご購入されたものの、使用出来ない状態なので使える様に改造&調整して欲しいとのご依頼で、シャーシトランス等使える物を生かしての新規製作アンプです。一見使えるようなトランス構成なのですが、500Ωの入力トランスを使っていながら意味不明なハイインピーダンスRCA入力ですし、電源トランスは6F6には規格オーバーで、そのまま使っては6F6がアッという間に壊れてしまう動作となるので、出力管を6L6として設計製作致しました。音質もその方が間違い無く向上しますし、オートグラフをドライブするとの事なのでスピーカーにも合うアンプとなります。アンプの製作に付いては、私のオリジナルアンプと同様の基準でパーツ類の選定やウエスタンの配線材使用という風に、当店オリジナルアンプと同様のグレードでの設計製作です。使いやすいアンプにする為に、シャーシを追加工し出力端子やパワースイッチ、入力ボリュームと言ったアンプとしての基本を確保しました。今や貴重なヴィンテージ球を使用したパワーアンプですので、真空管の寿命にも気を配って必要十分な出力を確保しながら無理の無い動作で確定しています。真空管の音質はUTCの出力トランスならではの陰影有るスムーズさを持った音質で、クラシックからジャズなどジャンルを選ばず音楽を楽しめるアンプと感じて頂けるはずです。

*他店での御購入品やオークションでの御購入品でも製作承りますのでご相談下さい。

価格はアンプやご予算、仕様によりご相談となります。