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レア!極上ダイナコSTEREO70ダイナコ社純正配線品 (2008.9.24掲載)
非常に珍しいダイナコ社純正配線(FACTORY WIRED)による、ステレオ70パワーアンプです。このアンプはアズキ色塗装のボンネットの初期バージョンで、コーネルデュビラー製ブラックキャットコンデンサーも全く問題無しの、工場出荷状態のままの無改造品です。搭載真空管も出力管EL34は新品の入手難品である当時品ドイツフィリップス(VALVO)製太菅と初段菅も入手難品である音の良い当時品米RCA製ブラックプレートの7199の新品を搭載しています。整流管も非常に状態の良い中古GZ34で、長期に渡って良い音で安定して動作するアンプです。他、シャーシやボンネットも非常に状態の良いコンディションで、オーディオルームに置いても、アメリカ製真空管アンプのルックスを音と共に楽しむ事が出来ます。このダイナコステレオ70は、私の一番好きな米国製アンプの一台なんですが、なぜ好きかといいますと、まず何より音源の音をマスクしないあからさまな個性を誇示しない所に有ります。かと言ってスピーカーのドライブ力不足を感じたり、荒っぽくエネルギー感だけを表現する安っぽいアンプでは有りません。レーベルの音を楽しみながらも、ふとした時にダイナコ社製球アンプの懐の深い表現力に酔いしれている事に気が付きます。それはこのアンプに搭載されているドイツフィリップス(VALVO)社製EL34に因るところも大きく、EL34のオリジナル設計会社のオランダフィリップス直系の製造品ならではとも言えます。それは適度な音の太さとしなやかなで暖か味の有る音質をステレオ70に与えています。初段の7199もダイナコアンプにしか使われていないんじゃないの?と言う位使用例が少ない球ですが、その為か中古球でも非常に入手難な真空管です。本アンプに搭載の球は、通称ブラックプレートと呼ばれるツヤの有る黒色のプレート持つ7199で、その後に製造されているグレープレートの7199に比べて音が良いと言われている球です。その7199を新品で搭載致しましたので、ダイナコ社純正配線による安定性と共に真空管も長期に渡って安定した動作を期待出来るアンプになっています。暗くしたリスニングルームに、ステレオ70のボンネット越に見えるEL34のヒーターの灯火が、何とも言えない球アンプの魅力を伝えてくれます。

*非常に珍しい、オリジナルの初段部分のパンチングメタルシールドカバー付き。

*出力は35W×2で、横33.5cm高さ17cm奥行き24.5cmです。

*動作チェック済みで、現在店頭にて試聴中。

*トランス(はまず有り得ないですが)、真空管以外の故障は長期に渡って無料で修理致します。

*シリアル番号のマッチしたオリジナル取り説付き。

*ボンネットの止めネジが一本不明で3本でしか取り付けできません、が実用上の問題は有りません。

価格¥200.000