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アルテック1567Aマイクミキサーアンプ レストア&モディファイ (2023.6.22掲載)
アルテックのミキサーアンプ1567Aペアのレストア&モディファイの依頼を受けました。作業内容は、ステレオペアで使用するので、完全一致のペアアンプに仕上げる事と、家庭用ハイファイシステムで使用する為に、各入力ポジションの指定入力機器に対応する入力パネルを製作して、その入力回路に対応する様に内部配線の一部を変更。使用パーツは当時のアルテックサウンドを再現する様アーレンブラッドレイ抵抗やスプラグ/マロリー/コーネルデュビラー社等米国製の新品ヴィンテージ部品を中心に使用して製作致しました。特にカップリングコンデンサーはアルテックアンプの音の要で有る、コーネルデュビラー社のグリーニーコンデンサを全て指定容量で揃え、忠実にアルテックアンプの音を復活させました。このミキサーアンプは微小なマイク入力をトランス受け基準に設計しているので、家庭用ハイファイシステムで使用するには、入力回路の配線等そのままでは使用出来ません。家庭用ハイファイシステムに組み込む為にはアンプの完全動作は元より、内部の改造と使い方を理解する必要が有ります。其の事を知らずに「音が歪んでる、ノイズの中から音楽を聴く」等々、我慢をしながら「こんなはずじゃ〜、こんなもんなのか?・・・・」と無理やり納得しながらご使用になっている方もいらっしゃいます。が、きちんと整備を受け使用方法を理解して使えば、家庭用ハイファイシステムにも導入可能で、音楽を楽しくアルテックサウンドで聴く事が出来ます。もし、現在お使いの1567Aにご不満をお持ちの方がいらっしゃいましたのなら、先ずはご相談下さい。

*入力トランスを使用する場合は600Ω入力の15356を使用します。その場合は600Ω入力となりますので、通常のハイインピーダンス出力機器を繋ぐ場合は、使用機器に合わせて入力回路の変更が可能な様に内部をモディファイして使用します。

作業価格はモディファイ内容により決定しますのでご相談下さい。