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レア!1949年製D175+H1000(マルチセル)一本 (2006.9.6掲載)
非常に希少な1949年製ジムランD175(16オーム)+H1000マルチセルホーンのセットで、この49年製まではマルチセルホーンにデッドニングが施されていました。このH1000マルチセルホーンは、ジム・ランシングがJBLを起こしてわずか3年しか製造されませんでした。何故ならジム・ランシング死後、このコストの掛かるホーンを音質の追求ではなく、利益を追求する会社として存続させる意志を持った経営者がいなくなったからだと私は考えています。このホーンの代わりとして1951年より、コニカルホーンにパンチングメタルを重ねた175DLHに変わります。その結果として、音質は全く違う物となりました。小型ホーンの最も優れた形はマルチセルだと、アルテックのマルチセルやバイタのマルチセル、そしてこのジムランH1000を聴くたびに感じます。極めて簡単に印象を述べれば、抜けが良く輪郭と音の芯がハッキリし、尚且つ刺激的な音にならず、ホーンから出ている様には感じさせない音なのです。言葉にすると陳腐です。音と音楽のマニアなら一度は手にして使って下さい。コンディションは極上です。ドライバーの赤のネジシールも片側残っています(当然オリジナルダイアフラム)。ホーンの塗装も傷み無くデッドニング材も欠落部極小で綺麗に付いています。音質も当然クリアーで全く問題は有りません。耐入力25W推奨クロス1200Hzです。

価格¥220.000(一本)